ピープルウエア 感想
- 作者: トムデマルコ;ティモシーリスター
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/02/05
- メディア: Kindle版
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読んだ
きっかけ Rebuild
Rebuild: Aftershow 71: Green Grass On GitHub (Naoya Ito)
読んで良かった
とにかくささった
自分の最近の状況から共感できるところが多くてそうなっていると思う
多分1年前とかも5年前とかもこのシリーズはずっと知ってて気になってたことはあったし、どれか読んでたかもしれないけど、今じゃなきゃここまでささってないと思う
心に残ったところの抜粋
- 実際のところ、ソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学(政治学)的なものである
- 仕事の人間的な側面より、技術面に注意を多く払う理由は、重要だからではなく、単にやりやすいからだ
- 残業の後には、いつもその時間と同じ長さの「無業」の時間が必要となり、その間に残業で失った生気を取り戻す
- 早くヤレとせかされれば、雑な仕事をするだけで、質の高い仕事はしない
- 生産性向上の要因のなかでも、意外だったものがある。それは誰とチームを組んでいるか
- フロー状態:通常、15分以上の精神集中過程が必要といわれている。騒音や中断に非常に敏感となる
- Billy Joel - Vienna
一つすごい心に残った絵がある
ただ人員を投下してプロジェクトの期間を半分にしようとしたときにできるグラフ
濃い影の部分の人員はプロジェクトを早く進めるどころかマイナスにすらなる
初期の設計はできる人を集め少しずつやっていくのがうまくいくプロジェクトの姿 (32章)
他にもたくさんある
この部分は今の自分のことじゃないかと思うところがけっこうあった
何かに関心が特に強い時期は、それに関連するものは他を諦めてでも時間を使うべきだという考えがある
というのは、自分の中に残る度合いが5倍とか違うからだ
だから、同シリーズの他のも読み始めていて、同じようにけっこうささっている
次に読んでいるのはリスク管理
「熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理」
Amazon.co.jp: トム・デマルコ:作品一覧、著者略歴
どんな本でも読むのに適したタイミングとかあって、他の人の受け売りだけで何となく読むだけならそれは少し考えたほうがいい
自分に関心が強いものに優先的に時間を使うべきと思う。ただそのためにはどんな本が評判良いかのインデックス作りはしておかないと、そもそも自分が読むべきものに気づけない。だから、そこは普段アンテナをはっていたほうが良い
ピープルウエアを読むにもそれなりに時間がかかる
それほど関心が強いタイミングではない人とか、そもそも時間があまりない人のために、絞ってお勧めするなら、第I部または最初の3章を目を通してみるのが良いと思う
- 第I部 人材を活用する
- 第1章 今日もどこかでトラブルが
- 第2章 チーズバーガーの生産販売マニュアル
- 第3章 ウィーンはきみを待っている
過去読んだ中でのアジャイルサムライに匹敵するくらい自分にささった
Speed 1/5
★★★★★