Lean Analytics スタートアップのためのデータ解析と活用法 感想
Lean Analytics ―スタートアップのためのデータ解析と活用法 (THE LEAN SERIES)
- 作者: アリステア・クロール,ベンジャミン・ヨスコビッツ,エリック・リース,林千晶(解説),角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2015/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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電子版 O'Reilly Japan - Lean Analytics
2冊買った。間違えて。
最初Amazonで在庫切れの時に注文していて、それを忘れていて、後で電子版を見つけて買ったら、その後Amazonから届いた。まじいらない。紙の本でかい。
感想、抜粋など
- リーンスタートアップに似て成功例(ケーススタディ)が多い
- 手順がうまく説明されていると思う
- 専門用語が多い
- 後半の章で詳細に入っていく構成
- 最初のAirbnbでのプロの写真家の話
- アナログ大事と思った
- 技術に自信過剰になるとWeb技術だけで最高のものができると思いがちなのは気をつけないといけない
- バッド・カデルの図
- 得意なこと・やりたいこと・お金を稼げること
- 『Lean Analytics』に登場する図がすごくいい | ワイクル株式会社
- アナリティクスフレームワーク
- スタートアップが監視すべき指標をAARRR(獲得・アクティベーション・定着・収益・紹介)
- アンケートで最も重要な質問は、「◯◯が使えなくなったときにどう思いますか?」
- モデル
- ステージ
- 「共感」「定着」「拡散」「収益」「拡大」
- インタビュー、台本、書記
- 収益 1セントマシン
- 基準値がないときに何をすべきか
- すべての最適化は収穫逓減になっていく
- エンタープライズ市場に売り込む
- リーンシリーズの第1弾である『Running Lean』は、リーンキャンバスというツールと(内気なプログラマでも使える)インタビューの台本を提案したところが素晴らしかった
- OMTM (One Metrics That Matters)
- チャーン - 短期間に次々と同種のサービスを乗り換える「移り気な」顧客
けっこうボリュームもあり、幅広かったので、集中力によって頭に入ったり入らなかったりした。
成功例の話が多かったが、スタートアップで最初の見通しが外れるのは割と普通だと感じた。特に「収益」のステージで、過去の考えを捨てて今後にどう活かすか、どう変われるかが大事な気がした。
何が自分の行動に活かせるかで考えると、とにかく測定が足りていないケースが多いと思うので、まずは測定することに時間とお金・人などのリソースを使うことが大事かなと思った。
いろいろなことをある程度は測定できるようにしておく。その中でステージに従ってOne Metricsに注目すると良い気がする。
手を広げすぎず、選択と集中。
英語版は2013/03頃には出ていた。日本語は2年遅れ。
自分は2013/10頃に買ってあったが全く手付かず。
圧倒的に英語の本の積ん読が多いが、多分よっぽど関心が高い内容に当たらない限りは、心に残るものが少ないだろうと最近は思っている。まだまだ英語の壁は厚い。英語の本を積ん読しておいて、それをいつか読むつもりでいるだけで、日本語に訳された本を敬遠しがちだったので、今後は反省して変えていこうと思う。
Speed 3/5
★★★★☆