取引の登録の仕方(経費・支出) - フリーランスエンジニアの確定申告
ここで書いている情報の注意事項についてはフリーランスエンジニアの場合をまず見てください
経費の種類については、どんな経費があるのか参照
口座についての説明や売上の登録については取引の登録の仕方(売上・収入)を参照
操作方法などはfreeeの公式の動画も参考になると思います
www.youtube.com
経費、プライベートの入出金の登録
ユースケースで見ていく
事業主借(収入)についてもここで説明します
事業用(=freee上で口座登録している)①銀行②クレジットカード③現金
プライベート用(=freee上で口座登録していない)④銀行⑤クレジットカード⑥現金
がそれぞれあるとします
①事業用銀行口座
④プライベートの銀行
- 生活費を出し入れした -> freeeに登録しない
- 他に経費にならないものすべて
- 経費になるものの引き落とし -> 手入力で「プライベート資金」を選択し、それぞれの勘定科目
- 家賃、水道、ガス、電気などの引き落とし
- テンプレートを使うと良い
⑤プライベートのクレジットカード
経費の多くはこのクレジットカードが使われているものと想定
- 経費になるものを使った -> 手入力で「プライベート資金」を選択し、それぞれの勘定科目
- 日付(発生日)はクレジットカードの明細の日で良い
- 引き落とし日とか振替とか全く悩む必要がない
- 経費にならないものに使った -> freeeに登録しない
手入力でも慣れてくればそんなに苦にならないはず
テンプレートを活用すると良い
件数が多ければ、ファイルアップロードも検討
②の事業用を運用していたとしても、後で経理がわけわからなくなったのであれば、freee上での口座の登録を解除し、⑤のプライベート用と同様に処理すれば良い
⑥プライベートの現金
freee上の「現金」口座は事業用の現金(③)であり、あなたの財布のお金とは違う
財布のお金はプライベートの現金(⑥)という概念で考えれば良い
基本的にはプライベートの銀行、クレジットカードと何ら変わらない
- 経費になるものを使った -> 手入力で「プライベート資金」を選択し、それぞれの勘定科目
- 日付(発生日)は領収書から
- 経費にならないものに使った -> freeeに登録しない
現金手渡しによる事業収入がある場合にはfreee上の「現金」口座(③)を使う機会があると思う
⑥に③が混ざることにより経理が混乱するので③を使わないことでシンプルになる
②事業用クレジットカード
ヘルプを参照してください
クレジットカードの利用内容を記帳する(一括払い) – ヘルプセンター
事業用の銀行から後日引き落としがあった場合、銀行口座の取引で引き落としに該当する取引に対して「口座振替・カード引き落とし」でクレジットカードを選択して処理します
銀行とクレジットカードの明細
いろいろやってみて、銀行とクレジットカードの明細の情報の分かりにくさに少し苦労した
幾つかは明細行をもとに次のように調べ直さないといけなかった
- 金額からメールを検索(GMail最高)
- さらに日付で検索して特定
- 明細行に知らない(店・業者の?)名前などがあるとそれをネットで検索
この辺にかかる手間は自動同期しても解決しないんじゃないかと思った
普段メモを取っておいたり、月次で忘れないうちにまとめたりするのが良い
あと、明細特定ですごい良かったのがPayPal
プライベートのクレジットカード+PayPalの場合のデータをPayPalから情報を取得してアップロードしやすくするとかいいかもしれない
登録の仕方がわかったのであとはひたすら明細を集めて入力するだけ
自分は最初freee上の登録は間違ったらごちゃごちゃになって元に戻せないんじゃないかと心配して、各項目について調べて完全に理解するまであまり登録作業が進まなかった
でも、結局はいろいろ間違っていたり、特別な処理をしたいケースなどが後から見つかって、最初に登録した取引も結構修正が入った
修正、削除などが入ってもデータは別にごちゃごちゃにはならなかった
登録作業を進めてみてはじめて理解できる部分も多々あった
(事業用)現金口座というのが理解するまで紛らわしかったな
自分の財布の金=事業用現金(③)と勘違いしていたことで全く理解が進まなかった
→自分の財布の金=プライベート現金(⑥)
あと、最初口座の自動同期とかいろいろわっと全部入れておけば、家計簿的な感じで役に立つんじゃないかと勘違いしていた
→全部残高とか含めきっちりする必要があると考えた→わけわからなくなる→嫌になる
家計簿と事業の経理は同じシステム上で扱うものじゃない
繰り返しになるが、freee上で操作していくことで経理を学んでいくことができる